皆様初めまして!
調剤薬局の薬剤師として勤務して11年目ですが、まだまだ『こつぶ』な薬剤師です。
薬局薬剤師には出来ることが限られている、自分には医療は向いていないなど思いながら働いていたため、医療や薬の知識に関してまだまだ人様に情報発信するような身分ではないと思っております。
そんなこつぶ薬剤師が数年前から勤務しているのが総合診療医の門前薬局。
そこで『総合診療(プライマリケア)』について学ぶにつれて、調剤薬局の薬剤師にも出来ることがあると確信しました。
プライマリケアを学ぶにつれて、『EBM』という概念をしり、『JJCLIP』『AHEADMAP』の存在を知り、オンライン抄読会やTwitterからノウハウを学んでおりました。
そして先週、『JJCLIP』や『AHEADMAP』の代表や周りの方で盛り上がっていた内容がこちら
まだまだ未熟なこつぶですが、自分がEBMを学ぶきっかけになったプライマリケアについて平日に毎日1問発信をしつつ、先輩ブロガーのブログやTwitterを紹介して、プライマリケアやEBMに一人でも多くの人が興味を持ってもらえたら幸いです。
文才もなく知識も浅いので、間違った内容や見苦しい文章なこともあるかと思いますが、よろしくお願い致しますm(_ _)m
とりあえず初日!
ワードプレスの使い方もよく分かりませんが、
1日1問スタートします!
Q1(ジャンル:トリアージ&アクション)
ある日、あなたは外出中に街なかで倒れている人を発見しました。救急初療の意識、ABC を確認したあなたは、反応がないことを確認し、一次救命処置(Basic Life Support)を開始することにしました。一次救命処置(BasicLife Support)について 誤っているもの はどれか?一つ選びなさい。
1.傷病者を見つけたら、ただちに傷病者に駆け寄る。
2.肩を軽くたたきながら「大丈夫ですか」と声をかけ、反応の有無を確認する。
3.反応が無ければ、その場で大声で叫んで周囲の注意を喚起し、胸骨圧迫を直ちに開始する。
4.周囲の者に救急通報(110 番通報)と AED の手配(近くにある場合)を依頼する
5.傷病者が成人の場合、胸骨圧迫は 5cm の深さで、1 分間に 100 回のペースで行う。
解答:1
Q1 の解説
1で周囲の安全の確認が必要。
誰かが倒れるのを目撃した、あるいは倒れている傷病者を発見した時の手順(通報と CPR 開始の優先順位)として、以下のように対応する。
①周囲の安全を確認する。
②次に、肩を軽く叩きながら大声で呼びかけても何らかの応答や仕草が見られない時に「反応なし」とみなす。
③反応がなければその場で大声で叫んで周囲の注意を喚起する。
④周囲の者に救急通報(119 番通報)と AED の手配(近くにある場合)を依頼する。また、CPR の開始と胸骨圧迫については、以下の様な質の高い胸骨圧迫を行うことが重要とされている。
①成人においては少なくとも 5cm の圧迫、小児・乳児では胸郭前後径の約 1/3 の圧迫
②1 分間あたり少なくとも 100 回のテンポで行う
③胸骨圧迫の中断を最小にする。(日本救急医療財団ホームページ JRC ガイドライン 2010 参照)
”引用元:日本プライマリ・ケア連合学会”
*ABC:緊急医療で重要な介入順序の頭文字を取ったもの Airway management 気道確保 Breathing support 呼吸補助 Circulation stabilization 循環安定
*CPR:cardiopulmonary resuscitation(心肺蘇生法 心肺蘇生法)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました(‘ω’)ノ
また明日よろしくお願いいたします!
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