高血圧はしっかり治療した方がいいですか?SPRINT試験 CQ:3

EBM

今日は日経平均大暴落ですね!

そんな時は勉強勉強♪

年始の抱負通り、血圧の論文を読んでいきます!

SPRINT試験じゃあ!

A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control

 

論文タイトルを日本語訳すると

集中的な血圧コントロールと標準的な血圧コントロールのランダム化試験

 

論文のPECO

  • P:糖尿病のない心血管リスクのある収縮期血圧が130以上の9361人の患者
  • E:収縮期血圧を120未満を目指す治療
  • C:収縮期血圧を140未満を目指す治療
  • O:心筋梗塞、その他の急性化動脈症候群、脳卒中、心不全、心血管死亡が減るかどうか

論文のチェックポイント

ランダム化されているか?

⇒タイトルに『randomized 』と書いてあるからOK!

 

一次アウトカムは明確か?

⇒明確である。複合アウトカム

 

真のアウトカムか?

⇒真のアウトカム

 

盲検化されているか?

⇒本文のmethodsstudy design and oversightの一行目に『open-label』とある。またrandomization and interventionsの3行目から4行目に『randomization was stratified according to clinical site.Participants and study personnel were aware of the study-group assignments,but outcome adjudicators were not』とある。

要するに患者と医療者はオープンラベルで解析者は盲検化されている!

PROBE法☆

 

 

ITT(Intention-to-treat)解析されているか?

⇒statistical analysisの7行目に『intention-toーtreatと記載があるのでOK!

 

追跡率はどの程度か?

⇒Figure1 にlost to follow-upはそれぞれ111人と134人と記載がある。

9361-(111+134)/9361=0.97382758…≒0.97

追跡率が97%!(80%以上なら影響は少ないと考える!)

 

 

結果

一次アウトカム:心筋梗塞、その他の急性化動脈症候群、脳卒中、心不全、心血管死亡

⇒E群243人 C群319人

0.75(95%信頼区間0.64to0.89)

 

②総死亡のみ

⇒E群155人 C群210人

0.73(95%信頼区間0.60to0.90)

 

追跡期間:中央値 3.26年間

 

 

感想・考察

PROBE法で患者、医療者はオープンラベルだが、アウトカムに入院などの項目がないため、問題なさそう。

治療薬は利尿剤を第一選択として必要に応じてループ利尿剤、β遮断薬、アムロジピン、アジルサルタンなどが使われていて、日本で使われている薬と大きな差はなさそう。

治療必要数NNTが66人ということですが、3.26年なので一年間でざっくり計算すると200人くらい治療して1人に効果が表れる計算…

今後の日本の医療経済のことを考えると積極的には言えないですね…

しかも心血管リスクの高い患者を対象にしているので、リスクの低い方に関しては120を目指さなくても良いと思います。

 

今日も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました(‘ω’)ノ

薬剤師が知っておく論文としてHYVET試験の内容も良ければ読んでみてください♪

高血圧の高齢者を対象にしたRCT~HYVET試験を読んでみた~CQ:1

 

こちらをクリックして頂けると大変嬉しく思います!

ブログ村 バナー
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村

コメント

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
タイトルとURLをコピーしました